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NLR(好中球/リンパ球比率)は、炎症マーカーとしてがん予後に大切な情報となります。そのNLRの情報を身近なものにするために「NLR教室」を設けることに致しました。NLRを依頼者である被験者と調べその数値を早く自助治療に有効活用していただくものです。「NLR」は、好中球(Neutrophils)数をリンパ球(Lymphocytes)数で割った(ratio)値で計算されるものです。通常、NLRは1.3~1.7程度ですが、炎症やがんが進行しているとNLRのバランスが崩れ高値になります。
大腸がんや乳がんや他のがん種類において、NLRの高値は予後不良と関連します。特に抗がん剤治療を受けている患者さんにはこの指標が重要となります。
「NLR教室」で作成した染色標本を見ていただきご自分の免疫細胞群を直視して、免疫細胞の働きや役割を知りがん予後改善に活用していただきます。
がん罹患の判明時やがん治療中のNLRが重要であって、がんや炎症が進行すると、好中球数が上昇し、リンパ球数が低下するためNLRの数値が高くなります。
「NLR教室」の目的には、「免疫細胞のバランスを知る」「免疫細胞を増やす」「免疫細胞を活発にする」があります。目的は、がん治療の縁の下の力持ちになり、がん征圧の力の根源になると考えます。
自分で調べるは、単に白血球数や白血球を分類するのではなく、自分の白血球を見て、知り、白血球ががん罹患時にどの様な働きや役割を持って体を守っているかを知り想像し親しむことで親近感が芽ばえ、それが探求心や好奇心を養い自らがんを征圧する力の根源を養う力になるものと思います。
がんは怖い病気として知られていますが、がんの征服は、がん細胞の消滅だけに限らず、罹患者のQOL(生活の質)を保ちつつ延命も焦点に当てられるのも一つと考えます。
NLRは、病院でも調べられますが、「NLR室」は、自身のがん征圧の力にするために、NLRを調べる機会を多くして、免疫細胞を学習し、がん治療の後ろ盾になるように努めます。
院長 奈良 修次
私がお伺いします
私のプロフィール30年ほどの長きにわたり、血液学的検査をはじめ生化学的検査、免疫学的検査の広域にわたる検体検査と超音波エコー等の生体検査と広域にわたり臨床検査等の実施および研鑽を積んで参りました。検査ルーティン・ワークとは別に、血液型不適合における新生児の黄疸検査の採血が困難で溶血を起こすことから、足底からの毛細管利用の採血を発案して円滑なビリルビン検査を可能にして産婦人科医に評価されました。外来の検体検査の迅速化として当時はまだ見られなかった生化学的検査の30分間検査を考案して診療の迅速化に努めてまいりました。また、Clinical Laboratory Plannerとして、当時の開業医からの委託された血液検査がオバーナイトされていたことから、オバーナイは検査項目によっては高値と変動することから当日検査を自ら提案し実施して実現に至った経緯があります。それを機に多くのラボも賛同して現在のシステムに至っております。
これらの専門的スキルを活かし、国内産の全身がん温熱療法の装置開発にも取り組んでまいりました。温熱機器はマイルド加温域であったことから利便性を活かす為にがん温熱療法だけでなく糖尿病や不妊温熱療法にも取り組み、糖尿病では総合病院での血糖値の低下の効果の確認、不妊では不妊専門医の委託を受けて学術講演向けのプロトコール作成に関与。今日の難治性不妊における不妊温熱療法を切り開いた先駆者であります。難治性不妊において高い妊娠率を得たとの報告がなされています。
さらには、温熱療法は難治性の疼痛にも効果が期待できることから理学療法における筋肉痛、関節痛にも使用普及を兼ねて、病院、柔道整骨院、鍼灸院、専門学校において西洋医学と東洋医学との合わせた講演を取り行ってまいりました。
20年前に鍼灸師に至ったのは鍼灸の内情を少し知りえたこともあり、西洋医学と東洋医学の融合による科学的根拠に元づく施術を志し鍼灸師の国家資格を取得する動機となりました。2009年にナラ鍼灸院をオープンに至りました。
近年には、好中球/リンパ球比(NLR)ががん治療の予後予測因子として有用であり、炎症の程度やがんの予後評価や戦略治療に役立つ思いから「自分検体測定」を行う「NLR教室」を立ち上げることに至りました。
経歴医療機関
社会福祉法人恩賜財団済生会支部 大阪府済生会茨木病院中央検査室血液学的検査担当
社会医療法人中央会 尼崎中央病院中央検査室検査技師長検査全域担当
国家資格
臨床検査技師/はり師/きゅう師