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自助温熱療法としての「バスホメオスタシス誘導療法」
薬物療法などに抵抗性のため繰り返す治療を余儀なくする疾患の治療をお受けになる罹患者(りかんしゃ)の内面を思いやると、その苦悩や葛藤(かっとう)がどれほどの深刻であるかは知る由もありませんが、医療を提供する側にとって罹患者の立場を深く理解して病気からの回復に役立つ治療に努めなければなりません。なぜならば、罹患者は病気からの回復を強く期待し切望し、いかなる苦悩を伴うものであっても受け入れる姿勢が見られるからです。
しかし、罹患者に与える痛みや緊張やストレスがどれだけ大きいかは、同じ病気に苦しまない限り理解することは不可能と考えます。
著者は1996年から遠赤外線を応用した全身温熱療法の開発に取組んできた経緯があり、2009年にナラ鍼灸院を開業したおりに、家庭の風呂で行う全身温熱療法として「バスホメオスタシス誘導療法」を発案し、より身近な自助温熱療法としました。
「バスホメオスタシス誘導療法」は風呂での入浴という「予備加温」と入浴後の「保温」が浴室で一括して行える安全で副作用が無く、対費効果に優れた使用者に優しい治療法で医療価格(=医療効果/コスト)を高める安全で尚且つ安心の自助治療法であります。
「バスホメオスタシス誘導療法」が新型コロナウイルス禍を機に革新的な自助治療法として活用され、がん予防および治療応援をはじめ、超高齢社会における認知症予防、少子化対策の不妊克服での活用、薬物療法に抵抗性のため繰り返す治療を余儀なくする疾患の治療応援などを含めた、多くの罹患者にご活用いただき良い結果をもたらすことを願ってやみまません。
2022年03月28日
ナラ鍼灸院院長・代表 奈良 修次