NLR(好中球とリンパ球比)はがんサバイバーの生活指標
乳がんや大腸がんをはじめがん種においてNLR高値がそれぞれ独立して予後不良と関連していることが確認されています。
「がん予防」には、一次予防(発症を防ぐ)、二次予防(早期診断から悪化遅らせる)、三次予防(がん転移や再発を防ぐ)があります。「がんサバイバーメディカル支援」は、再発予防として「5年間の再発を防ぐ」だけでなくがん再発の前兆予測としてNLRの自己測定を取り入れた三次予防に取り組み再発が心配されるがんサバイバーをお支えします。
がんサバイバーシップとは
がんの診断を受けた人々(がんサバイバー)がその後の生活で抱える身体的・心理的・社会的な様々な課題を、社会全体が協力して乗り越えていくという概念があります。
5年10年と続く治療後の生活を長い目でみると、診療の面でもがんの再発を監視するだけではなく、他の疾患の予防や管理も同時に進める必要が出てきます。治療で落ちた身体機能を回復させることも必要です。多くの場合、がん治療医とかかりつけ医が、診療に当たっていますが、わが国においては、サバイバーに関する基礎的データがほとんどないのが実情です。
がんサバイバー生存率について
国立がん研究センターは、2011年に全国のがん拠点病院などでがんと診断された36万人あまりのデータを分析しました。大人も含めたすべての年代の10年後の生存率は、全体で53.5%で、2023年に発表された前回の結果とほぼ同じとなっています。
この数値を見て、がんサバイバーの特化した予防が必要と考えて「がんメディカル支援」は三次予防を特化させて健康寿命の延伸に取り組んでおります。
「がんサバイバーメディカル支援」の取り組み
多くのがんサバイバーは、治療を終えたあとでも様々な課題を抱えて過ごされて折れます。
がん治療が一段落して、再発抑制となる予防や日常の普通の生活習慣をどのように暮らせば良いのかを先進的に考えている方や、また、家族や友人をがんで亡くした経験から予防には強い関心のある方におすすめします。
メディカル支援は、新しい形でのがん征圧と健康寿命を目指して「がんの再発リスクを抑える」と「がんを早期に発見する」とそして「がんサバイバーの悩み不安を軽減させる」3つのリクエストを支援します。
三つの支援
「マイルド入浴実践」:がん再発の抑えを意図した、がんキラー細胞をアクティブに誘導する目的でマイルド入浴を三日/一回のがんパトロール隊の強化の推進。
「NLR自己測定」:がん洞察を意図した二次がん早期発見と早期治療の対処を目的としたNLR(好中球とリンパ球比)の自己測定の実施。
「リンパ球増加生活」:フレイルの予防(痛みの軽減、倦怠感の改善、睡眠障害の改善や環境への適応、不安、うつ症状の抑制)を目的にした自律神経調節(副交感神経優位)のバランス良好とする体調環境の整えは、リンパ球増加となる生活習慣の整えでもあることから継続は自然免疫の力となります。
一つの支援は十分とは言い切れませんが予防生活としては大切です。支援を一つ二つ三つと重ねることでがん征圧は高くなります。又、がんを征圧するイメージがより強まります。生理学的にはコンフォート・ゾーンやホメオスタシスの誘導につながります。東洋医学的には気の流れに例えられます。人が持ち備えている先天的知能からすればイネイトインテリジェンスという人間が生まれながらに持つ生命力・自然治癒力の誘導にも例えられがん征圧の原動力となります。
がんサバイバー「定義」
がんサバイバーとは、がんの診断を受けてから、病気というハンデがありながらも、その後を生きていく人々のことを指す。多くのがんサバイバーは、治療を終えた後でも様々な課題を抱えて生活していくことになる。ここでいう課題とは、長期的合併症や再発への恐怖、周囲との人間関係、ライフスタイル、恋愛・結婚、性生活、出産・育児、介護、就学・就労の問題、経済的問題、がんへの偏見、がんリハビリテーション、生きる意味を含めた実存的問題などが主にある。そういった課題を、がんサバイバー本人だけでなく、その周囲の人々や社会全体が協力して乗り越えていくという考えを、がんサバイバーシップという。《がんサバイバーシップの定義はフリー百科事典『ウィキペディア』より引用》
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