「一日一回体温1℃アップ入浴」勧めと目的

負けるな、わたし 1℃アップが味方する.PNG

 当会が勧めております入浴法は高価な治療器や極端な精神療法は一切使いません。入浴法の実践に当たっては「実用書」と保温に使用する「雑貨品」の準備のみの代替医療療法であることを申し述べておきます。 代表

 「一日一回体温1アップ入浴」は、「体温1℃アップ入浴」(保温無)をスローライフで行っていただける習慣を表現したものです。また、習慣はスローガンにしている「浴室が治療室」を理解していただき苦境を超え健康で快適な日常生活の維持・推進を応援するものです。

 

「体温1アップ入浴」は、ホメオスタシス(生体の内部環境が安定に保つ仕組み)のフィールドバック調節を円滑に整えてからだの内部環境正常な状態に保ち病態や障害から、からだを保護する防御手段として活用します。 負けるな 私 体温アップが味方する

人は恒温動物(食料のエネルギーを消費して、体の中で代謝熱を生み出し、外界の温度が変化しても体温を維持)であって、恒常性(こうじょうせい)と言われるホメオスタシスフィールドバック調節を執り行い生体維持に努めています。

ホメオスタシスの働きのカギは血管(毛細血管)と言えます。血液ガス(酸素・二酸化炭素)や栄養やホルモンなどを運ぶのは血管です。これら以外に運ぶのが、からだのメンテナンスで使われる生理活性物質(酵素・サイトカイン(生理活性物質の総称)HSF-1(熱ショック転写因子)・免疫細胞・凝固因子及び線溶因子・血球など)や防御機能・全身への情報や指令伝達・体温調整機能・代謝産物・代謝老廃物などが運ばれます。

これら生命活動に必要な全ての生理活性物質を運ぶのが血管であり血流です。これらの働きの維持と促進の入用になっているのがセットポイント(36.3℃から40℃程度まで)といえます。

別枠に、自律神経系(交感神経・副交感神経)があります。自律神経系は無意識のままに身体の働きを調節す
る神経ですが熱刺激という熱ストレスを使い交感神経の活性を抑制したり、副交感神経を優位にしたりして乱れた自律神経系のバランス調節を行います。

 

「一日一回体温1アップ入浴」習慣の目的1.

1. 様々な病気の状態や障害から臓器を保護する治療手段としてストレス応答を応用したプレコンディショニングが試みられている 

  ヒートショックプロテイン(HSP)が誘導されるストレス応答は急激な環境変化に適応してホメオステシス
   を保つために必要不可欠な生体反応である
ことが明らかになっています
 
プレコンディショニングに用いるストレスの種類と異なる致死的な障害に対しても耐性を獲得できることか
   ら、うつ、過労、睡眠障害などにお試しください。
睡眠障害においては、就寝2時間前に入浴されることを
   お勧めします。

2. 免疫力を増強して疾病予防や防感染力を高める

自然免疫、獲得免疫をアクティブな状態にしてがんやウイルスの罹患を抑制します。

ウイルスなどの抗原に最初に接触して分解して情報を取り込む働きをする樹状細胞やマクロファージの自然免疫系の免疫細胞を活性化に努めていればウイルス変異も対応できます。

3. 難治性の病気や症状を改善もしくは、完治に導く

ホメオスタシスを破綻させる主な原因はストレスであることから、先ずは、ストレス耐性を構築して健康に導きます。

様々な病的な状態や障害から臓器を保護する治療手段として、ストレス応答を応用したプレコンディショニングが試されています。「一日一回体温1アップ入浴」習慣がヒートショックプロテイン(HSP)を誘導して防御機構となります。

4. 低い平熱を0.5℃上げる、もしくは健康的な平熱に戻す 

体温の健全化はフィードバック調節や免疫力が回復して罹患率も低くなります。

5.2型糖尿病、肥満、高血圧などに半身浴の継続が生活習慣病の包括的な予防・改善に役立つ

  酸化ストレスの低下がインスリン抵抗性の抑制を誘導することが報告されていることから糖尿病の改善が期
   待できる。

   *「体温1℃アップ入浴」の習慣はエネルギーの作る場であるミトコンドリアの数が増えて十分な熱エネル
   ギーを作れるようになり、代謝活性の高い状態を維持できる身体づくりが期待できます。

  *入浴で身体を温めることで血管が拡張して身体がピンク色に変わりますこの時、血流が約5倍に増加し血圧
   も低下します。永続的な低下でなく身体を温めておくと3時間程度は持続するとの報告があります。   

6. 慢性的疲労症(肉体的及び精神的過活動)の改善及び抗疲労作用づくりを行う

慢性疲労は、 酸化ストレスが増加するが抗酸化力も同時に増加して、酸化ストレスの亢進を制御していることから、酸化ストレスを低下を増強させ疲労感を軽減に導く。

7. 精神的ストレスを熱ストレスで補い精神的ストレスによって誘発される色々症状を緩和に働く

精神的ストレスで誘導されるヒート・ショック・プロテイン(HSP)が許容を超え枯渇した時、メカニズムが違う熱ストレスで誘導されるHSPがストレス障害等の回復の手助けとなる。

8. 発症したら治療が超困難な認知症の多くを占めるアルツハイマー型認知症(AD)、発症の原因のAβ(アミロイドベータタンパク)が酸化し凝集して神経細胞に毒性が生じて発症を引き起こす

ADは神経変性疾患というタンパク質ミスフォールディング病(タンパク質の折りたたみが正しくできない病気)で、原因のAβの変性や変性したタンパク質の再折りたたみや分解を手助け、タンパク質の凝集形成を抑制・蓄積の抑制などの機能を持っているHSP60を誘導し抗酸化作用(HSP32)ともども発症を予防する。他の、神経変性疾患であるレビー小体型認知症、前頭側頭側認知症、パーキンソン病などにも有効的に活用していきたく思います。

9.がんの「予防と副反応」の対応

  がん予防としては、低体温が好きとするがん細胞に対して平熱体温を上昇となる体温環境となると自然免疫系、獲得免疫系が活発なものになる。ストレス前にストレス耐性と成すプレコンディショニングによって抗ガン剤ストレスが軽減となります。抗ガン剤投与の前後の入浴は毛細血管の血流を高めがん細胞への抗ガン剤の取り込みを高め抗腫瘍効果の増強となります。

10.間質性膀胱炎(かんしつせいぼうこうえん)の痛みをストレス緩和と共に和らげる

  原因不明の疾患であることから、代替医療療法としてホメオスタシスフィールドバック調節を元に症状の鎮静を図ります。

  症状の悪化は、膀胱の不快感や痛みは膀胱に尿がたまった時や冷えた時のほか、刺激物の摂取や精神的ストレスなどが引き金になることから、まずは、深部温を温めストレス耐性となるからだ作りから着手され、健全なホメオスタシスの働きを取り戻すことが症状の鎮静につながます。

  間質性膀胱炎での夜間頻尿には就寝前の「体温1℃アップ入浴」をお勧めします。夜間の頻尿が改善に向かいます。

11シェーグレン症候群の口・目・膣の渇きをストレス緩和と共に和らげる

   本疾患は主に中年の女性に好発する涙腺と唾液腺(だえきせん)を標的とする臓器病変を伴う全身性の自己免疫疾患であることから、改善の対応としてホメオスタシスの健全フィールドバック調節を取り戻し各臓器の健全な働きと、症状の改善を目指します。

  治療手段としてストレス応答を応用しプレコンディショニングを試みます。プレコンディショニングは生体が元来持ち合わせている自己防衛システムを呼び起こし、臓器障害に対して耐性をもたらします。

12.妊娠のためのプレコンセプションケアとして

 *「プレコンセブションケア」は妊娠前からのライフスタイル(食事・運動・体重)や健診、慢性疾患の改善をケアするを意味していますが、当会は、不妊は反復不妊(不良卵・着床障害)を前提にして「着床を修復」をキーワードに「体温1アップ入浴」を「プレコンセプションケア」に推奨し正面から向かう不妊対策としています。

13. 老いは、「一日一回体温1アップ入浴」で阻止できる

老化の、からだの酸化(錆びる)と糖化(こげる)を抗酸化と抗糖化で老化や病気を抑制します。 

ヒトは血管と共に老い、年と共に減少する」負のジンクスを血管内皮機能の改善と血管新生で老化を抑えます。

 

 1℃アップスケジュール.PNG

 

「体温1℃アップ入浴」の方法

全身浴か半身浴の水位を決め、39℃~42℃の湯の浸かり入浴前の舌下温より1℃アップしたら終了する入浴法と1℃アップ入浴後に「保温」を行う方法があります。実施にあたっては、入浴法の詳細をはじめ注意事項などが解説された≪「実用書」身体メンテナンス入浴マニュアルブックレット≫を購読くださればと思います。

尚、ストレス防御タンパク質を優位に誘導するためには「疾病対策スケジュール」が有効です。

 

「お風呂でからだを修復する会」の入浴温熱療法の種類

当会には3種類の入浴法があり疾患、症状に合わせて使い分け改善、完治に努めています

『理論的入浴法』

温メンテナンス入浴療法

 

『温熱療法領域』

  風呂マイルド温熱療法(Bath mild hyperthermia

 

『目的、体調に合わせる入浴法』

体温1℃アップ入浴(保温有/保温無)・身体メンテナンス入浴妊娠メンテナンス入浴

 

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