◆新しいがん予後改善の展開
為せば成る 為さねばならぬ がん自助治療
抗がんの要は 好中球/リンパ球比バランス リンパ球数確保 リンパ球活性化
がん治療における自助治療の概念を大きく変えパラダイムシフトを期待し「好中球/リンパ球比(NLR)教室」の運用を開始しました。皆様のがん治療プランの仲間に入れていただけると幸いです。
NLR教室は、小さく精鋭化された検査キットを抱え訪問して依頼された被験者に検査の意図や目的や方法などをお教えしすることと、確かな情報とスキルを基にしたフォローを通してがん自助治療をお手伝いします。
NLR教室の内容
1)好中球/リンパ球比(NLR)の測定
2)リンパ球増加への誘導(経穴刺激免疫療法)
3)リンパ球活性化(バスマイルド入浴法)
NLR教室の目的
がん予後の改善とがん治療強化
NLR教室の目標
がん治療を頼る治療でなく、目標を持ち専心という形で加わり、あらたな強力ながん征圧、撲滅となる防衛免疫力を生み出す自己参加の行動計画です。
“NLRを調べる”“リンパ球を増やす”“リンパ球を活性化する”これらのノウハウを会得され自身が行われる自助治療にお勧めするものです。これらが、建設的意識と行動が自覚状態を生みがん征圧、撲滅に有効に働くと考えます。がん征圧、撲滅に「為せば成る 為さねばならぬ 自己免疫強化」であります。
3つの戦力
1)好中球/リンパ球比(NLR)でリンパ球のバランスで予後予測する。
2)マスターした経穴刺激免疫療法でリンパ球を増やす。
3)バスマイルド入浴法(Mild bathing method:MBM)でリンパ球を活性化する。
*3つの戦力と、既存がん治療や抗がん習慣を結集すると抗がん作用が強化されがん征圧、撲滅を促します。
好中球/リンパ球比(NLR)
NLR検査をお教えする形で勧めます。指先から血液を簡単な方法で自己採血していただきます。その血液中のリンパ球や形質細胞、そして単球や好中球など免疫に関わる細胞を標本染色して顕微鏡で見ていただき、合わせて働きや役割などを知っていただきます。検査の方法はオートマ(AT)ではなくマニュアル(MT)で、いわゆる用手法検査(MT)で取り掛かることから身近に実感できます。
NLR自己検体検査参入
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免疫の意識向上並びに免疫力の向上
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自己に注意が向けられ意識化された状態
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感謝、感銘、敬服と共に免疫力向上の取り組み
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自然免疫の健全の必然化
NLR測定は実質的な数値の収穫だけでなく、メンタルヘルスケアの場面においてもプラス面があります。NLR測定の参加でうまく向上心が上がると治療苦難などに対して打たれ上手になる切っ掛けになるかもしれません。
打たれ上手は、がん治療中にとって大切なポジションにあります。私たちの心はちょっとしたことでも傷つきやすくなり、「打たれ弱い」状態になります。なんとなく気分が沈み、悲観的で消極的な態度になりがちです。憂鬱や不安が高まり、自己価値を認識する気持ちが低くなります。
さらには人間関係の満足度が下がることもわかっています。これらは、がん治療には良くなく必要ではありません。なぜならば、これらのメンタルストレスは免疫力の大敵なのです。
免疫力の大敵の一連の説明
ストレスや疲労が溜まると別名『幸せホルモン』と言われている「セロトニン」というホルモンの分泌量が低下します。
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セロトニンの分泌が減ると興奮を促す「ノルアドレナリン」と言うホルモンの分泌量が増え、交感神経優位になります。
(ノルアドレナリンは、脳内で神経伝達物質として分泌されるため、恐怖や怒り、不安などの精神的な作用にかかわっています)
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交感神経優位は、交感神経は「アドレナリン」の受容体を持ち好中球を増加に働く。
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好中球の増加は、好中球/リンパ球比(NLR)高値にしてNLRバランスを悪化させる。
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NLRバランスの悪化は、がん治療予後を悪い評価にする。
以上のことから、「NLRでがん予後を予測」「リンパ球を増やす」「リンパ球を活性化する」この3フォローをがん自助治療のコンダクターとして使いがんに対するメンタルを強くして、『幸せホルモン』と言われる「セロトニン」の分泌をよくして熟睡できるメンタル状態になっていただきたく思います。
経穴刺激免疫療法
経穴刺激免疫療法は副交感神経優位の経穴(けいけつ)と免疫力を高める経穴を使う自律神経調節療法です。
自律神経には交感神経(バリバリ神経)からだと心を活動的にする昼の神経と、副交感神経(ゆるゆる神経)からだと心に休息をもたらす夜の神経があります。これらは互いに拮抗する働きをしていて、たとえとして、交感神経はアクセルに、副交感神経はブレーキにたとえられています。
交感神経、副交感神経はどの臓器にも分布していてその機能を知らず知らずに調整していますが、さらに付け加えると、前述にもふれました白血球も自律神経の支配を受けていることです。
白血球の細胞膜上には、交感神経の刺激を受け止めるためのアドレナリン受容体、副交感神経の刺激を受け止めるためのアセチルコリン受容体、があり自律神経の支配を受けています。
ですから、ストレスなど活動的な形で交感神経(バリバリ神経)の過緊張が起こると好中球が増加し、また、好中球の武器である活性酸素が過剰になると組織障害が引き起こされます。
逆に、癒し系のゆるゆる神経の副交感神経が優位になるとアセチルコリン受容体があることからリンパ球が増加して免疫力が高まる形に誘導されます。
つまり、NLR(好中球/リンパ球比)を見れば、好中球とリンパ球の比率が分かり、交感神経と副交感神経どちらが優位になっているかを判断できるのです。
がん治療においてのNLRは炎症の度合いを判断できるもので、高値は炎症度が高くがん細胞の進行を表わし短命化を表わす指標になります。
この様に自律神経は免疫とも関係しており、免疫機能の中心を担う「白血球」の数や働きにも影響しています。
交感神経は、好中球を増やしリンパ球を減らします。それに対して副交感神経は、リンパ球の占める割合を多くし、好中球を少なくします。
自律神経は、こうした好中球とリンパ球の数と働きを調整します。
自律神経のバランスが整っているときは、例として、好中球とリンパ球は「好中球:リンパ球=60:40」という関係にあります。
このように好中球とリンパ球のバランスが保てているときは、好中球もリンパ球も、それぞれの働きが最大限発揮され、免疫機能が高くなっています。
体内で顆粒球が増えすぎると、体のあちこちで炎症が起きやすくなります。またリンパ球には、ガン細胞などを破壊する役割があります。そのため、リンパ球が少なくなると、ガン細胞が増えて、ガンが進行することになります。
がん治療においてNLRの良好な比率だけでなく、リンパ球の総数も1500個もしくは1000個以上の確保が免疫力の最適に必要となります。
この様に、自律神経の活動は免疫細胞と深く関係していることから、炎症を反映するNLRの値を経穴刺激免疫療法によって、自律神経のバランスを良好に誘導して好中球とリンパ球の働きを最大限発揮できるように整えるものです。
ストレスなどによる交感神経の緊張が、がんを進行させることが明らかになっています。このことから、乳がん組織内に交感神経が活発な場合は、その患者は予後不良であることが報告されています。
がんに自律神経が影響することを発見 | テック・アイ生命科学 (tiisys.com)
このようなことから、自律神経調節において、がん治療中のストレスは極力、過剰にならない心構えと共にストレスの溜まらない生活スタイルに努めていただきたく思います。
バスマイルド入浴法
マイルド加温(体内温度域 38~40℃)による治療として、がん罹患者は全身的にもNK細胞のがん細胞傷害活性度の免疫力が低下しているケースが多いことから、がん細胞に集積した制御性T細胞の除去を試み、その後に細胞傷害性T細胞(CTL)を増加に努めNK細胞とCTLを活性化とする流れの加温療法を試みます。
しかしながら、治療効果は必ずしも十分ではありません。それでも身体への温熱は、がん細胞を抗原提示に誘導する樹状細胞の成熟化の促進、がんの種類にもよりますが、がん細胞での制御性T細胞数を減少させてCTL数の増加が見られます。逆に、高温とする細胞温度(42~44℃)の温熱処置ではNK細胞のがん細胞傷害活性の低下が起こるとされています。
いずれにしても、マイルド加温においての温熱は正負のバランスをとる安全で優れたがん治療の縁の下の力持ちとして活用できます。
3つのフォローを自己管理の下で実施
先ずは、NLRの測定、リンパ球の増加、リンパ球の活性化の3つの実施ですが、願わくは、リンパ球を増やす、リンパ球を活性化するをご提案します。方法の要領をお教えしますので是非、実施していただきたく思います。説明書と実地指導で多く方は一度で実施可能となられます。
自己管理下での前向きな自助治療の実施は計り知れない自覚状態を生み免疫力アップ誘導に役立つことと思います。
まとめ
がん攻略の「NLR教室」の戦力3つの流れで述べました様に、NLRを測定し、リンパ球を増やし、リンパ球を活性化する、この3つのフォローは自身の免疫力の要となりがん予後の改善と現在行われているがん治療フォローと共にがん治療の底支えになりがん治療の強化につながると思います。さらに思うには、的確な情報の基に精査された食事、運動、睡眠などと3フォローの統合はこれまでのがん治療以外のパラダイムシフトが期待されます。