🌟慢性炎症のマーカーNLRを使いがん発症や再発の兆し発見に予防活用 🌟

がん発症や再発の兆し発見に何を行っていますか?
がん治療後のフォローとして医療機関における定期的ながん検診によるがんの早期発見や、食事や運動、免疫の向上、ストレス管理などによる健康的な生活習慣があります。また、がん友の会などからの情報があります。 

「サバイブ」では、がん検診の目的としているがんの早期発見ではなく、がん発症と進行に関わりが明らかになっている慢性炎症の監視を監視してがん発症や再発の兆し発見や兆しとなる環境の抑止しに役立つNLRの自発検査を推奨しております。なぜならば、がんが慢性炎症の起きている部位に発症することを示す具体的の報告が数多くあることや慢性炎症を手づかずに放っておき、がん微小環境に一貫して存在していると、がん進行(浸潤および転移)が促進されることが報告されているからです。 要は、慢性炎症イコールがんの発見ではなく、がんの兆しとなる慢性炎症を作らない、継続させない、がんの発症となる環境を作らないことががん経験者にとって大切であることは言うまでもありません。          慢性炎症ががんや病気や老化の原因となる 2026-03-14 151029.png

炎症ががん発症の要因となる総説(下記に文献を紹介)                

東女医大誌90(6):119-125, 2020.1
炎症性疾患 (6)炎症とがん
東京女子医科大学医学部薬理学教室 塚原富士子・丸 義朗 (受理 20201111日)

一部引用より
炎症反応過程で生成された反応性に富む活性 酸素や活性窒素は,DNAやタンパク質,細胞へ傷害を与え,DNA損傷の蓄積やがん抑制遺伝子の変異を引き起こし,細胞のがん化を促進する.初期の炎症反応では活性化された免疫系細胞によってがん細胞は排除される.一方,慢性的な炎症では,サイトカイン,ケモカイン,増殖因子,血管新生因子,プロテアーゼなどの発現が亢進し,がんの増大や浸潤・転移などの悪性化が進む.さらに慢性炎症が持続することによって,抗腫瘍免疫の抑制や薬剤耐性が引き起こされる。
詳しくは:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jtwmu/90/6/90_119/_pdf/-char/ja

《【いまさら聞けないがんの基礎3】 がんと微小環境の関係とは?
一部引用はより
前がん期は、細胞の成長および生存に必要な経路の活性化をもたらすゲノム異常を特徴とします。微小環境には、急性損傷に対する組織反応に類似するプロセスを介して腫瘍形成表現型をさらにサポートおよび促進する免疫細胞が含まれます。慢性炎症イベントが野放しで、腫瘍微小環境に一貫して存在していると、腫瘍進行(浸潤および転移)が促進されます
詳しくは:https://www.thermofisher.com/blog/learning-at-the-bench/cancer3 
発がんと関係する慢性炎症を調べ慢性炎症の予防と抑止とがん予防を目的に慢性炎症の予後予測ファクターである好中球とリンパ球比(NLR)の自発検査をすすめています。
 

◎これまでのNLRの使われ方(従来事情

白血球比率の高値が早期乳がん再発の高リスクと関連
閉経前、腋窩リンパ節へのがん転移(N1)およびNLR高値が独立して再発のリスクと関連していることが見出された。
https://www.cancerit.jp/gann-kiji-itiran/nyuugann/post-38229.html(リファレンス)

大腸がんの手術前の「NLRが4以上の高値群」は、低値群に比べて全生存期間や無再発生存期間が短くなり、予後の予測因子として有用であるとの報告があります。
好中球/リンパ球比は大腸癌根治切除例の予後予測因子として有用【外科学会2012(日経メディカル)                NLR(イラスト) 2024-08-22 103736.png         

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/sp/jss2012/201204/524446.html

切除不能進行・再発大腸癌における好中球/リンパ球比の意義について
NLR
は切除不能進行・再発大腸癌症例において有用な予後予測マーカーである可能性が示唆された。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcoloproctology/69/3/69_154/_pdf

◎これからのNLRの使い方(未来事情
未来志向の「NLR自発検査」
NLR自発検査」は、がんサバイバーの慢性炎症の監視を強化します。そのことによって
がん再発の監視が強化され安堵感を得られ前向きながんサバイバーシップへと導かれこれまでの常識や価値観、考え方の枠組みが根本的に変わることでしょう。

がんサバイバーは慢性炎症を見逃さない!
がんにおけるNLRの役割は、慢性炎症の予測のマーカーとして使われますが、慢性炎症はがん発症の要因となることが明らかであると言われていることからがんサバイバーは慢性炎症のくすぶりを見逃すことなくある意味、がん発症の予測と捕らえ慢性炎症を精査してがん起因と慢性炎症の消失に努めます。 

がんサバイバーの慢性炎症を見逃さないNLRカットオフ値
ここでのカットオフ値は慢性炎症の陽性と陰性を鑑別するための数値をいいます。がんサバイバーにとって慢性炎症は厄介な症状で、なぜなら、前述したように、炎症はがん発症の要因となることが明かとなっていることから慢性炎症はシビアに見なければなりません。 
これまでのがん治療後の予後に使われるNLRのカットオフの多くは「>2.77〜>5.0」の間で研究されています。カットオフ値を超える症例は全生存期(治療開始から死亡するまでの期間)無増悪生存期間がん治療後に患者が病気の進行や悪化なく安定して生存している期間が比較されることになります。 

がんサバイバーの慢性炎症に対処したカットオフ値は見当たらないことから、先の様々ながん治療後のNLR高値群は予後不良であった前述に見られるカットオフ(2.77~>5.0)を考慮して臨床検査のバイブルとして全領域カバーしている「臨床検査提要」の好中球(Neutrophil)とリンパ球(Lymphocytes)NL2.5以上は病的としていることを根拠にがんサバイバーの慢性炎症察知指数としてNLRのカットオフ値を>2.5と想定しました。

また、ストレス(交感神経緊張)などによる生理的にNLRが高くなることも見られることから>2.5が3ヶ月続き炎症の疑いが見られたら担当医に赴き
NLRを精査していただき慢性炎症を調べると同時にがん検診を受られる事も視野に入れ対処していただきたく思います。

NLR参考カットオフ例(Survive調査)

例1.平素のNLR値が>2.5と高いことが確認されれば「受診・精査の要望」

例2.乳がんサバイバーであってNLR値<2.5が>2.7となり3ヶ月つづいたら既存予後評価の観点から「受診・精査の要望」

例3.がんサバイバーであってNLR値>3.5が3ヶ月つづくいたら既存予後評価の観点から「受診・精査の要望」

例4.平素の間歇のNLR値<2.5が>2.5となり次月<2.5になった「生活習慣の見直し」

 がんリスク算出
 慢性炎症・発がん再発・NLR自発検査でリスク算出

NLR自発検査」の測定値を医師に差し出しても、慢性炎症の診断の証しにはなりません。数値をもって、慢性炎症を診断するものではなく、診療用に供しない検体測定あり慢性炎症の予防予測の活用になります。 
NLRのカットオフ値は病状や個人差により異なるため、他の臨床的指標と併用して評価されるべきと考えます。

自らがん再発の早期発見に努める
私たちが、痛みや発熱やケガや身体に異変を感じたら医療機関に赴き受診を受けます。また、私たちの健康診断や人間ドックの受診は、無症状の隠れた病気の早期発見に限らず、将来発症する可能性のある未病気を未然に予防する大きな役目があります。

同様に、がんサバイバーが、基準値を参考にNLR高値を示したら好中球が上昇しリンパ球が低下すため慢性炎症を予見して医療機関に赴き受診を求めNLR高値を精査していただき無症状の隠れた病気の早期発見に努めいただきたく思います。また、がん再発を未然に予防する役割にも活用します。 

月1回の「NLR自発検査」で慢性炎症の有無や動きを監視して慢性炎症の予防に活用します。
NLRは、体内の炎症反応を反映し、急性炎症(好中球)や慢性炎症(リンパ球)の炎症状態を示すマーカーとされています。 
NLRは、好中球数をリンパ球で割ることで慢性炎症を示します。

多くのがん種において、NLRが高い患者は低い患者と比べて予後が悪い傾向にあることが報告されています。今日のがんサバイバーのがん再発阻止計画として、慢性炎症の予測マーカーNLRを慢性炎症の監視役としてがん予知予測に活用しがん発症抑止に努められることが必然と考えます。

慢性炎症の監視はがん発症の生存率を高める


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