廃用症候群

廃用症候群とは、病気やケガなどの治療のため、長期間にわたって安静状態を継続することにより、身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状のことをいいます。

*廃用症候群の概要等の解説はMedical Noteを引用させていただきます

 筋委縮予防で述べていますが、基本的にリハビリが可能な期間として、医学的な統計データ(病状の発症からおおむね150日以内で病状が固定する)を元に発症日(手術・骨折日)から150日以内と行政で定められています。従って、手術・骨折から150日後が終了時期の目安になるので出来るだけ早くリハビリを開始することが大切です。 


本会では、身体を動かすリハビリだけでなく認知症発症予防も視野に入れた廃用予防プロトコールを提案します。

運動リハビリでは

「身体メンテナンス入浴」効果シュミレーショウンをつぎの様に行います
 
 
その効果の流れは、疼痛(とうつう)と痙縮(けいしゅく)も同じ様で、例えば「身体メンテナンス入浴」であれば入浴は1日1回又は週数回をお勧めします。入浴後、3時間程度、疼痛や痙縮の抑制の効果が期待できことから、保温後、1時間程度からだを休めて、1~2時間程度の外出なりリハビリなどを試みてください。

認知症発症予防では
 認知症発症予防は、認知症の60~70%を占め、現在の医療では発症すると完治できないアルツハイマー型認知症を神経変性疾患(タンパク質ミスフォールディング病)と把握してタンパク質修復プログラムとしています。

 

「身体メンテナンス入浴」実施例
体調が良い場合    :半身浴、又は全身浴で1日1回又は週数回の高加温
体調が少し悪い場合 :半身浴、又は全身浴で週数回の快加温
かなり体調が悪い場合:半身浴、又は全身浴で1日置き又は3日置き程度の快加温

 尚、実施には実用書「身体メンテナンス入浴マニュアルブックレットを参考に始めください。


 対処法には自分の意志で動く機会を増やす、リハビリを行う、クスリを使う・ピリピリしない環境にする・合わせて前向きな気持ちになる・などがありますが、本会ではより積極的な抗廃用として日々の入浴を活用した「身体メンテナンス入浴」を推奨しています。

何故ならば、廃用は、恒常性(ホメオスタシス)の乱れが関与しているとも言えることから正し本来の自分のホメオスタシスを取り戻すことが適切と考え、ホメオスタシスを誘導できる「身体メンテナンス入浴」が最適と考えています。